umiusi45の日記

このブログはひなんじょです。 ひなんしているときは、ここにいます。

崩壊は、終わらない(大野病院事件その2)


それにしても良く分からないのが
今回の被害者遺族の方なのだが、


便所の落書き」こと2chにはこんなコピペが出回っている

これほんとうかいな
925 :名無しさん@九周年:2008/08/21(木) 19:34:55

確か慰謝料、県立病院局が支払ったような…

よく分からないけど、このオッサン、孫を引き取って育ててる。

一人目の子供は旦那が育ててるけど……

詳しいこと分からないけど、嫁いだ先のお墓に入るのに、このオッサンの家(つまり実家)の墓に妊婦さん入ってるんだよね…


934 :名無しさん@九周年:2008/08/21(木) 19:38:53

慰謝料等全て自分のぽっけに入れるために

籍抜かせたんじゃないの?

旦那ぜんぜん出てこないし・・・


965 :名無しさん@九周年:2008/08/21(木) 19:50:44

高校の友人が、このオッサンと同じ地区に結婚して住んでるのだけど、
その慰謝料を貰った際、嫁ぎ先の家と、妊婦の実家であるオッサンとで、何かもめたらしいよ。
 
2番目の孫を家の養子に入れて慰謝料で育てるからってさ…
 
だから妊婦の旦那は、もう関わりたくないってあるみたいで……出てこないそう。
その旦那からしたら、2番目の子も、一番目の子と一緒に育てたかったし、姉妹を引き離されたことに心を痛めてるらしい。

これが本当かうそかはどうでもいいのだけれども*1
そういう噂が出るくらい、
この遺族(父親)のやりたいことが
見えてこない。


なんか、
ただクレームをつけたいだけなのか、それとも。。。。


「真実を知りたい」−被害者遺族が会見 -医療介護CBニュース-

加藤医師に対しては、「病院で何があったのか、真実を十分に説明してほしい」と求めた。民事訴訟については「現在は考えていない」という。

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 加藤医師の逮捕後、全国の医師や関係団体が相次いで加藤医師を擁護する声明を出したことについては、「悔しかった。(遺族側には病院から)説明が何もないにもかかわらず、どういう情報を得ていたのか」と批判した。

 また、医療界から捜査に対する批判が続出する中、「政治家、警察に相談した」などとうわさされたことについては、全面的に否定した。

 医療界に対しては「原因を追究してほしい」「変わってほしい」と、事故の再発防止を強く訴えた。

医療界のことなんか、
本当は、どうでもいいのだろう、たぶん。
とにかく、自分の身内が亡くなったことに腹を立て、
大野医師が罰せられればべつに日本の医療がどうなっても構わない、
とでも思っているのではないだろうか。



手術時にビデオ記録を−福島県に要望書 -医療介護CBニュース-

 渡辺さんは「事故後3年7か月が経過しても、県立病院を管理・監督する立場にある県病院局に具体的な動きが見られない」との不信感を抱き、医療事故の再発を強く危惧(きぐ)して、要望書を提出した。

 要望書では、医療事故を検証する有力な証拠になるとして、「手術におけるビデオ記録の保存」を提案。ビデオ撮影記録のない手術については、改ざん・隠ぺいと同等の扱いにしてほしいとしている。

↑このことだって、実際
本当に実施したらどうなるかだなんて
別に考えていないだろう。
それどころか、
俺様は、みんなのためにいいことをしてやるのに、医者の連中が邪魔ばかりする!
とでもおもっているのではないだろうか?

441 :名無しさん@九周年:2008/08/22(金) 13:33:59
何でマスコミは帝王切開死じゃなくて「癒着胎盤死」っていえないの?


ところでビデオの件ですが
内視鏡手術なんかで録画するだけでいいのは別として
ふつうの開腹術ではかなり無理筋だと思う。
二人手を入れればもう視野なんてないに等しい。
大学にいた時ビデオを回している手術に立ち会ったことがあったけど、
節目節目で経過が分かるようにオペの流れをとめては撮影、
肉眼で術者がわかってる組織も画像に残して伝えられるように洗ってきれいにして、とか
えらい時間はかかるし、撮影者が入ると清潔操作も怪しくなるし、
術場ナースからは大ブーイングでした。
その撮影者も、大学だから触っちゃいけないものも術場での振る舞い方も知ってる
医者がやるけど普通の病院ではそんなの不可能。


まあ施設によっては慣れたスタッフでスムースに撮影できるのかもしれないけど
ふつうは余計なコストとリスクが上がるだけと思う。

http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1219363506/441


未だに、「白い巨塔」のイメージが強いのかしら。。。。


福島判決:医療界の安堵と患者側の不信|Blog vs. Media 時評

今回のメディア報道で気になったのは、亡くなった妊婦の父親の不信感の強さです。当初はメディアが強調しすぎかとも思ったのですが、どうも本気のようです。「大野病院でなければ、亡くさずにすんだ命」という言葉が読売にも産経にも出ています。父親は大病院に移されていたならば助かったと信じ、移すよう助言する助産師らがいたのに産科医が耳を貸さなかった点に不審を感じ、裁判にその解明を求めていたようです。

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それにしても何年も経つのに、病院側が遺族を納得させる説明が出来ていないことが残念でなりません。

 このあたりの問題と背景について「法医学者の悩み事」の「大野病院事件無罪判決」はこう分析しています。「遺族は、かなり辛いだろう。しかし、遺族の心のケアが、刑事裁判でされるものではないというのは、この事件でよくわかる。背景には、刑事手続で得られた情報が、全く非開示となり、裁判でしか出てこないという日本独特のあしき風潮がある」「情報開示がないので、示談もとまってしまう。問題の本質は、そうした日本の刑事手続き上の秘密主義を改善しない限り、改善しないだろう。事故調を作るとしても、それと並行してそうした部分の改革は必要なはずだ」

そこいら辺のこじれが
このとんでもない裁判を引き起こしたのか?
だとしたら、
そうすれば、この「とんでもクレーマー」を穏便に対処できれば
今回の産科医消滅事件は
対処できた、ということだろうか?




内科開業医のお勉強日記 : アメリカ大統領選:医療施策パルチザン・ディバイド

駄文:日本の皆保険制度ってのがはたしてよいのか?・・・最近、思うようになった。おそらく世間では逆だろうが・・・たとえば、福島の産科事件などは、皆保険でなければ違った形の展開になっていただろう。国民全部が等しく医療を受けることができるという皆保険制度は、一方的な権利関係を作ってしまったのではないだろうか?

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現実離れした無限なる患者側の要求が、産科医療だけでなく、医療のあらゆる分野で、増大している。それに対するコストは増大しているのだが、ご存じのとおり、個々に利用できる診療報酬は減少の一途。・・・ニーズとコストの矛盾はそのままなのだ。この矛盾による制度の破たん。

患者側の要求が自らが支払った医療支出に見合っているかどうか?・・・そういう議論は少ない。
産科の怖さは、子供への慰謝料額の大きさもその一つであり、ミスは不可避で、確率的に生じるものである。そのコストみあう、患者側からの負担はなされているのか?・・・過剰な慰謝料請求がもたらすさまざまな副事象も含めそういった議論ができるためには、一度、皆保険をなくすのもひとつなのかもしれない。・・・ そんなことを考えた福島事件判決の夜であった。

米国が皆保険制度を導入しない理由は、患者サイドからの過度な医療への要求によるコスト無視した要求と、バランスのとれない無限な賠償請求を危惧しているからなのかもしれない・・・そう考えるようになってきた。

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医療側への不信を煽ってきたのはメディアである。そして、医者たちは、患者・遺族からの結果責任追及におびえなければならなくなった。そのため、医療は、年々いびつな形になっている。

日本の医療制度は、一度、リセットが必要なのではないだろうか?

マスコミもそうだが、
「今回の判決の方がより正しい」とは無責任 - リハ医の独白

 また、県が2005年3月にまとめた事故調査委員会の報告書で、加藤医師の処置をミスと判断したことについては、「(委員会は)医療事故の再発を防ぐために作ったもので、その時の結果は法的な意味はない。今回の判決の方がより正しい」とした。

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 今回の事件で責任が問われるべきだったのは、福島県立大野病院と福島県医療局である。しかし、医療機関として組織の問題が論じられているにも関わらず、主治医の個人責任が問われた。本来なら、県立病院を管理する最高責任者である茂田士郎氏が先頭に立ち、責任が己にあり、主治医の個人責任を問うことは不合理であることを訴えるべきではなかったのか。


 「県立大野病院事故調査委員会報告書」は、3人の委員がわずか3回の論議で結論を出したものである。委員構成に問題がなかったのか、結論を急ぎすぎていなかったのかが問われている。「県立大野病院事故調査委員会報告書」が主治医逮捕のきっかけとなった。検察の主張は、ほぼ報告書を踏襲している。少なくとも、「今回の判決の方がより正しい」と無反省に述べることは許されない。


この事故調査委員会の答弁でも分かるが、
この国は、責任の取り方というのが
ものすごく下手なんだと思う。
だから、徹底究明が出来ないのだと思う。
真相究明 = つるし上げではない!
ということに
くそマスゴミをはじめとして、みんなが
もうそろそろ気づいたほうがいいと思うのだけれども。


人間なんだから、誰しも間違うことがある。
それを「今度は間違えないようにしよう!」と正そうとするのなら分かる。
だが、
真相を解明すること(公共の福利)と、罰すること(私怨)を混同するもんで
訳が分からなくなる。



そこいら辺は、分けてもらわないと。。。。。



地域医療は、日々崩壊している。。。。。
産科医療のこれから: 3日間くらいの医療ニュース ..。*♡ 8月22日

*1:それならなぜ引用した?!