umiusi45の日記

このブログはひなんじょです。 ひなんしているときは、ここにいます。

It’s a SONY!

実は、このプロジェクトに身内が係っていると知ったので
あんまり大っぴらに叩けないなぁ~
と思いながらも、

結局叩くんですけどね。




世の中どんな分野でも、頑張っていない人はいない。
アイドルとか芸能界なんてものは、それこそ「スター」だもんで
千載一遇なチャンスを掴むかどうかというのは
ふつうの職業の非で無いことはよくわかる。

そしてそれによって
悪い言い方をすれば「商品価値を利用してお金儲けを企む」人たちも存在するのは
資本主義経済を採用している我が国としては、真っ当な手段であると言うほかない
というのも良くわかる。


けどね、


たとえば、
「テレ東発のアイドル」として名高いモーニング娘。
デビューの経緯はみなさんご存じの通り。
オーディション番組「ASAYAN」で、ロックボーカリストオーディションに落ちた5人をつんく♂が「おもしろそう」と「期間限定で」ユニットを組ませたことが最初。
その、ロックボーカリストオーディションの時からの全ての過程は番組「ASAYAN」でつまびらかにされ、
それ以前から「小室ギャルソン」などのオーディション企画で盛り上がっていた同番組の中では名物企画となり、ナゴヤ球場などで5万枚のCDを手売りしたことでメジャーデビュー、その後も新人賞や紅白出演を果たすが、ゴマキこと後藤真希の加入により「みんなが知っているモーニング娘。」となった
訳で、
ローマは一日にして成らずを体現したグループでもある。

また、ソニーミュージック所属のグループであり、AKB48の「公式ライバル」という謎なポジションからスタートした
乃木坂46は、
AKBを失って「逃がした魚は大きい」と気付いたソニーミュージック関係者の陳情に依り
AKB48の秋元康によって結成されたグループ。
結成当初はその「AKB48の公式ライバル」という微妙な立ち位置からコンセプトがはっきりせず、
しかもまだまだ「アイドルといえばAKB」と言う時代が続いていたこともあって、メディア露出は一部の音楽番組以外それ程多くはなかった。
その後、朝ドラのテーマ曲「365日の紙飛行機」を歌っていた頃には、まだ「アイドル代表」としてメディア露出は多かったものの、すでに一期生や著名なメンバーが卒業したこともあり、AKB48もさすがに飽きられるようになってきたので、ここからは乃木坂46の時代になるのか?!
と思ったら、乃木坂46の仲間グループである欅坂46が引っ提げたデビュー曲「サイレントマジョリティー」がいきなり大ヒット!一気にスターダムにのし上がり、欅坂46はAKB48も乃木坂46をも凌ぐグループへと成長してしまった。
その結果歌番組でも後発の欅坂46の登場が多く、バラエティーでも未だAKB48の登場が多かった時代、AKBのように劇場公演の無い乃木坂46のメンバーは、自身の冠番組である「乃木坂ってどこ?」「乃木坂工事中」で細々と、司会のバナナマンによってバラエティー番組の素質は人知れず磨かれていった。
その後、欅坂46の「絶対的センター」平手友梨奈の卒業により欅坂46は事実上の活動停止、櫻坂46へと改名となったが、その間歌や踊りだけでなく、前述冠番組バナナマンによって鍛えられた乃木坂46のメンバーは、歌番組だけでなく、「映像研には手を出すな」などのドラマや、バラエティーでも活躍するようになった。

この乃木坂46というグループもまた、ローマは一日にして成らずを体現したグループでもあり、まだ売れて居ない時から「乃木坂ってどこ?」「乃木坂工事中」という番組を通してテレビ愛知テレビ東京が一貫して育ててきたアイドルなので、
モーニング娘。ほどでは無いモノの「テレ東が育てたアイドル」と言えなくもない存在なのではある。


そう、つまり、
アイドルというのは、そういう細々としていた過程をすっ飛ばして、いきなり提示されても
はいはいそうですか、とは受け入れられないモノなのはず
あの伝説のアイドル山口百恵などの「中3トリオ」を排出したのは、これもご存じ「スター誕生」でしたし。
(「そういう細々としていた過程をすっ飛ばして」売れたアイドルっていうのは、松田聖子が最後ではなかろうか)


でもね、「その過程」を経るためにNiziuには、Niziプロジェクトのオーディションがあったんじゃないの?
と思われるかもしれない。
しかしあのオーディションの主役は番組構成上、どう見てもオーディションに来た女の子たちではなく、JYパークの方であり、
しかも現状盛り上がっているのは日テレ各番組と一部芸能人、そして一部の韓国アイドル大好きな人たちだけという、
80~90年代のフジテレビが行っていた話題作りの方法を踏襲した、どうにも「内輪受け」としか見ることの出来ず

どうにも、「テレビが面白いと思っていることなんだから、おまえらも面白いと思えよ!」というお仕着せ感が強いのよね。
アレだけ連日連夜、日テレで取り上げられちゃうと。


NiziUが他局に出演したら日テレが儲かる? デビューに力を入れていたカラクリ:|リアルライブ


 「あまりに手厚いがそれにはカラクリがあり、同グループが稼げば稼ぐほど、日テレにも収益は入るという仕組みが出来上がっているようだ。年末にかけて他局の番組にも出演するが、その際、映像素材も日テレから借りなければならないので、日テレとしては儲かりすぎて笑いが止まらないだろう」(芸能記者)

 コロナ禍にもかかわらず、目の付けどころが良かったおかげで大幅な減収を免れたどころか、しばらくがっぽり儲けられそうだ。


しかも、

からの、

テレ朝の誇る長寿音楽番組のトリに、デビューすらしていないグループって、
どうなのよ。

まあ、Mステことミュージックステーションの「長い物には巻かれろ」スタイルは、
昨日今日始まったことではないのですが。


そして、

メジャーデビューすらしていないグループが、他の出演者を押しのけて
日本で一番メジャーな音楽番組に出演するとか。

これを「ゴリ押し」と呼ばずにどれを「ゴリ押し」と呼べるのだろう



しかし、
本当に問題なのは、これらの点では無く、

NiziU、坂道超えられず? デビューシングルの売り上げが伸びなかった理由 :リアルライブ


 初週売上31万2000枚は、「女性アーティストのデビューシングルによる初週売上枚数」の歴代2位を記録した。

 「女性アーティストデビューシングルの初週売り上げでNijiUの記録を上回っているのは、19年4月8日付の日向坂46の『キュン』で47万6000枚。確かに、デビューの時点ですでに日向坂は勢いがあったが、NijiUはすでに大ブームになっているので、もっと売れてもおかしくなかったはず」(音楽業界関係者)

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 6月30日にリリースしたプレデビューとなるデジタル・ミニアルバム「Make you happy」は、オリコン週間デジタルランキングなどで初登場3部門同時に1位に輝くなど話題を集め、ミニアルバムの表題曲「Make you happy」のMVのYouTubeの再生回数は11月末までに1億8000万回を突破。デビュー曲の発売前にもかからず、紅白への初出場が決まっていたのだが…。

 「関係者が危惧していたのは、あまりにもプレデビュー曲が売れすぎてしまったところ。今後、出す曲はいずれもその曲と比較されることになってしまう。それに加え、握手会などの特典がなかったのが、デビュー曲の売り上げがそこまで伸びなかった理由では」(芸能記者)

 決して明るい要素ばかりだけではなかったようだ。

あの「縄跳びダンス」はみんなよく知っている。けど、「うさぎダンス」は知られていない。
デビュー前の「プレデビュー曲」はよく知られているし、歌われているのに
ちゃんとデビューした曲については、みんなによく知られていない。

付け焼き刃の人気は、本物に変わるまで時間がかかる。
ソニーミュージックも日テレも、「本物に変わるまで時間」が待てなかったご様子だけど、
このままでは彼女たちは
デビュー曲でない曲がヒットして、それ以降鳴かず飛ばず
一発屋どころか「ゼロ発屋」になって終わってしまいそう。



それもこれも、功を焦っているソニーミュージックと日テレのせいなんですけどね


AKB48を逃して大損こいたソニーミュージック
音楽番組が弱くなった日テレ

大人たちの論理で一番傷つくのは誰かしら