umiusi45の日記

このブログはひなんじょです。 ひなんしているときは、ここにいます。

「笑って終わる話では、実はないんですよね。」


以前ラジオでこんな話をしているのを聞いたことがある。


健康のため、色々なサプリメントを飲んでいる。
目に良い。血の巡りが良い。血圧に良い。疲れが取れる。ビタミン補給に。ミネラル補給に。。。。


最初からこんなに飲んでいたわけではない。
飲んでいくうちに、「これもよい」「あれもよい」と思っていたら、いつの間にか増えてしまっただけのこと。


さて、困った。
確かに健康ではあるものの、毎日これだけの錠剤を飲み続けるわけには行かない。
かといって、今さら減らすと言っても、どれを減らしていいのだか分からない。
下手なものを減らすとカラダがおかしくなりそうだし。。。。




まさに今の教育行政ってやつは、こんな状態なのではないでしょうか?
と思ったのが、昨日のこの記事。

asahi.com(朝日新聞社):土曜授業「月2回までOK」 都教委、公立校に通知

 東京都教育委員会は14日、都内の公立小中学校が土曜日に授業を行う場合、月2回まで認めることを決め、区市町村教委と都立校へ通知した。学力向上を重視し学習内容を増やす新学習指導要領の実施を控え、授業時間増を望む学校が多いため、基準を明確化し実施しやすくする狙い。ただ、週5日制の理念を踏まえ、地域交流の要素を盛り込むなどの配慮をしている。

 都教委によると、土曜授業の内容は、学力の定着を図る授業のほか、地域住民を講師に招いた総合的な学習の時間など。いずれも地域住民に公開することが条件で、「地域や家庭で過ごす時間を増やす」との週5日制の趣旨を踏まえたとしている。


 月2回の上限も、「半分以上の土曜に授業をしては週5日制と言えない」(都教委担当者)との配慮からだ。土曜授業を行うかどうかは、区市町村教委や各校に委ねる。

 国の中央教育審議会は2008年1月、地域住民への学校公開や校外での体験学習などの形で土曜を活用するよう促した。都教委は同年12月に土曜授業を容認し、自然体験活動や公開授業に使えるとの見解を通知。都内の多くの公立小中学校ではすでに、授業参観や運動会が実施されている。


 小中学校で11〜12年度に導入される新指導要領では授業時間が従来の指導要領と比べ週1〜2コマ増える。今年度から移行期間に入っており、授業時間が一部増えたことから、都教委は来年度から各校で土曜授業が年15回程度、実施されるとみている。

 文部科学省の担当者は「地域への授業公開を増やす取り組みと考えており、週5日制と矛盾しない」と話した。


ゆとり教育政策」からのぶり返しというのは良く分かるのですが、ついに「週5日制」の崩壊の序曲ですね。
(まあ、わたくしめの子供の頃は、ふつうに土曜日授業だったのですが)


で、問題なのはここかと。

 国の中央教育審議会は2008年1月、地域住民への学校公開や校外での体験学習などの形で土曜を活用するよう促した。都教委は同年12月に土曜授業を容認し、自然体験活動や公開授業に使えるとの見解を通知。都内の多くの公立小中学校ではすでに、授業参観や運動会が実施されている。


小学校での4教科+体育音楽図工に、「総合」というわけの分からないものが入ってもう15年ぐらい経つと思うけど、
その「ゆとり教育政策」からうまれた「総合」も残しつつ
「国際教育が大事!」と言う声に配慮して英語もやり、
ゆとり教育の弊害!国際競争力確保!」と言う声に配慮して算数の時間も増やす。


時数が足りなくなるのは、分かりきったこと。。。。。



事業仕分けならぬ、授業仕分けが必要かもしれませんね、
蓮舫さん?