語り継げばや
先日の話だが
こんな記事があった
・痛いニュース(ﾉ∀`):「ソ連って何？」「ナチスって何？」“若者の活字離れ＆知的レベル低下”で映画字幕業界が四苦八苦
字幕以前の問題も。ある映画会社の製作担当者は「スパイ系作品の試写会後
『ソ連って何ですか？』、『ナチスって何ですか？』との感想が寄せられ、
本当に驚いた」と打ち明ける。
ブクマには、なんだ、今時のこどもは！と
わざと驚いて米を付けてみたが、
実際は、
ある意味しょうがない事なのかもしれない。
たとえば、
明日から第２作が公開の「ナルニア国物語」。
その第１作目は
本来の話とはなんの関係もない
ロンドンの空襲の場面から始まる*1。
たしかに、
今の子供に
「疎開」と言っても、なんだか分からないかもしれない。
なんで子供だけで、親戚でもない家に行かなければならないのか
よく分からない、かもしれない。
ということで、
戦争があるから、子供だけでも地方へ逃げなければ行けなかったんだよ、
と言うことから
今時の子供は話し始めないといけない、かもしれない。
わたくしめの知り合いに
クワガタムシとMADMAX*2をこよなく愛する
キリスト教の牧師がいるが、
その人が若者に向かいよく言うのが
「お前ら、北斗の拳はMADMAXの世界観から来たんたぞ！」
と言う言葉だったり。
東西冷戦 → MADMAX → 北斗の拳
と言う
アノ時代に生きていれば誰でも出来る連想ゲームから
北斗の拳が生まれたなんて、
今時の青年は分からないし、
それどころかひょっとしたら、
「北斗の拳」自体が
なんか知らないけど、ジャンプの格闘マンガなんでしょ*3としか
受け取られない、可能性もある。
語り継ぐ、って
案外難しいかもしれない。
