umiusi45の日記

このブログはひなんじょです。 ひなんしているときは、ここにいます。

産婦人科の惨憺たる光景(大野病院事件から6年)

喉元過ぎれば熱さを忘れる


(時時刻刻)お産過疎、不安 陣痛…病院まで45キロ、「怖い」 :朝日新聞デジタル

 お産に携わる産婦人科医(分娩〈ぶんべん〉医)が地方で急減し、お産の現場が危機に直面している。そのしわ寄せは、妊婦に向かっている


ry)


今後ますます『お産過疎地』が広がり、妊婦の急変リスクに十分対応できなくなる」と不安を口にする。

 分娩医の数が、今回の調査で全国最低の44人だった高知県。県西部の高幡(こうばん)地区(中土佐町四万十町など)にはお産施設がなく、健診を受けられる施設も曜日と時間帯がごく限られている。妊産婦が健診のために50キロ以上、1時間以上かけて通うことは、ざらだ。

 この春、出産した同県中土佐町の主婦岩本由美さん(31)も、約45キロ先の高知市国立病院機構高知病院(424床)に通った。お産2日前、陣痛が始まり病院に行ったが、いったん帰宅。翌日夜も出かけたが、まだ早かった。しかし、今度は入院を強く申し入れて認めてもらった。「車中や自宅で生まれたらと不安がよぎった。この『距離』が怖くなった」

 1998年、県内に35カ所あったお産施設は現在17カ所(うち休止2カ所)。うち14カ所は高知市とその周辺だ。県は来年4月、高度医療に特化してきた2カ所の病院に計14床を増やし、お産施設の先細りを税金で支える計画だ。

ほ〜。地方で産科医が減っているのは
原因は「過疎化」ですか!?!?!?



崩壊は止められない(大野病院事件その1)  : にげろ〜!!

この事件以後
日本各地の産婦人科の病院が
軒並み閉鎖されていったことは
ご存じのことだと思う。


だれだって、
犯罪者になりたくない。
しかもそれが、たとえば禁止薬品を投与したりだとか、
自身の都合の良いようにカルテを改ざんした、とかなら
まだ、悪いことと取られても
しょうがないかもしれない。
ところが
今回のように、患者を救おうとして救えなかったときに
結果として救えなかったから、お前は犯罪者なのだ
と言われるのならば、
最初から救わなければいい。
と、なるに決まっている。



無理して産婦人科の医者なんて、だれがなるか!


ry)



警察記者クラブの尻馬に乗って
白い巨塔」よろしく
面白おかしく取り上げていたマスコミは
ここまで「崩壊してしまった」もの
これからどうしようとするのだろうか?
「松本サリン事件」の時もそうだったが、
マスコミの責任の取り方というのは、なんか違う気がする。


自らの報道姿勢の反省も無しに
一方的に「過疎化」を「お産難民」の理由にするとは
まったくもって、いい姿勢だ


若い医師が
訴えられて犯罪者になる可能性のある産科医を忌諱し、
テレビで脚光を浴びることのできるし、バカみたいに儲かる整形外科医に
みんながなりたがる理由が分かっているのかしら。





それに対して朝日新聞が出した答えが

石川県七尾市社会医療法人財団・恵寿(けいじゅ)総合病院(426床)では4月から、産婦人科の専門ではない医師も妊婦健診やお産にかかわっている。独立していた産婦人科を改組し、特定の診療科を問わずに診る家庭医療科、緩和医療科とともに、「家族みんなの医療センター」をつくった。3人の産科専門医を、家庭医や家庭医を目指す研修医ら5人で補完する。


 医療センター長の新井隆成(たかなり)医師(51)は「産科は専門医でなければ駄目ということはない。専門医ではない医師にはリスクの低そうな分娩を扱ってもらいたい」。産科を担う医師を増やし、地域で安心してお産できるようにすることで、人口流出や伝統文化の崩壊を食い止める狙いだ。

これはあくまでも対処療法でしかない。
抜本的な対策を国(クソ厚生省)も自治体も取ろうとしてないからでしょ?*1
マスゴミ様も。。。。。


一度壊したものを再構築するのに、
どれだけの努力がいるのか、
わかって、
叩いているのかしら、朝日新聞さまは

*1:安倍内閣が本当に少子化対策に本腰を入れるのであれば、まず地方の産婦人科の拡充から始めたらよろしいのに