日本の浮かれたマスコミさま（マスゴミの無責任論その１

最近なにが鬱陶しいかと言えば、
マスコミによる「裁判員裁判」の報道。

このマスコミによる異様な盛り上がり方は、反対派によるキグルミ合戦なんてモノともしないぐらいに、盛り上がっています。
例えて言うのならば、「まるでパンダが上野公園に来たときのような盛り上がり」を見せています。

確かに日本の裁判史史上例を見ない画期的な裁判が始まったわけですし、また、専門家による専門用語の応酬ばかりで、門外漢の一般人には何がなにやらさっぱりな、宇宙人同士のやり取りのように聞こえていたのが、パワーポイントなどを使って急に分かり易く説明されるに至り、なんで今までやらなかったのだ？という疑問が生じたり、なのですが。

でもね、それは一々マスコミが報道するべきことなのかなあ？

・【2ch】ニュー速クオリティ:日テレの自作自演？裁判員裁判の感想を述べる人のポッケに何故か日テレのメモ帳が…

↑この某アイドルタレントがニュースのアンカーマンをやっている番組をその時見ていたのだけれども、その時の取材の様子が、誠に鬱陶しい！！
裁判員候補になった人を片っ端から捕まえて、いわゆる「メディアスクラム」で逃がさないようにしながら、「何で来ましたか」「どうするおつもりですか」「今どんな気持ちですか」ばっかりの、どうでもいい質問を一人一人に聞いて回る！！
まあそれに応える人もなんだけど、あれだけマスコミに寄ってたかって来られれば、断ることは出来ないか？！

で、裁判が始まれば、裁判員一人一人の特徴を細かく報じ、ひょっとしたら個人の特定が出来てしまうのではないか？というぐらいの素晴らしい C G or法廷絵画によって、裁判のことはそっちのけで、裁判員ばかりを報じているこの姿勢は、どうなのだろう？

裁判員制度が、色々な問題を内包していることはわたくしめも分かっているし、みんな判っていることだと思う。しかし、それと、今回の「裁判員裁判というお祭」を前にしたときのマスゴミの報道とは切り離して考えるべきだし、あまりにも過剰な、ただのお祭趣味の行き過ぎた報道だと思う。

ひょっとして、マスコミはこんな結末をお望みか？