umiusi45の日記

このブログはひなんじょです。 ひなんしているときは、ここにいます。

歌で救える命がある


思い出しのがこの話。
むかし北野武が映画を撮るのに、
「音楽を誰にやってもらうと良いかな」とぼやいたところ、
「それはもちろん、今の流行は久石さんですよ」とスタッフに言われたそうな。
久石さんとは、もちろんジブリ作品でおなじみの久石譲氏のことである。「となりのトトロ」など、ジブリ作品には欠かせない人であるが、現在お茶のCMなどでも楽曲が提供されているぐらい、流行の音楽家の一人であることはまちがいないだろう。
それを聴いて、北野武は例の映画「菊次郎の夏」の音楽久石氏に任せた結果、あの♪ちゃららら、らんららん、はいまだに夏に風物詩として聞くことがあるぐらい、映画は兎も角*1音楽は耳障りの良い、それ自体完成度の高い作品となりました。


何の話をしたいかというと、このアニメの話。
【2ch】ニュー速クオリティ:【速報】「劇場版マクロスF 〜イツワリノウタヒメ〜」 11月21日公開


たしかに元々ガンダムと双璧を為すぐらい人気シリーズである、マクロスの25周年記念アニメだし、相変わらずの三角関係だし、ランカーちゃんは「キラッ☆」だし、シェリルは年齢不詳だし(高校生なのか?!)人気が出るのは当然のアニメだとは思うよ。


そうなんだけど、
たとえばこの「ぶっといミサイルぶち込んで、銀河に種をばらまこう!」でおなじみのこの曲

↑これはPV風に仕上がっているけれども、実際のOAでは最初の3小節ぐらいしか使われていない!
それにしては曲の仕上がり具合が半端ねぇ!と思いませんか?*2


ランカーちゃんのデビュー曲である「ねこの日記」だって、本当はあんなにいい曲なのに、実際のOAでは街頭手売り販売の場面のBGMでさらっと使われているだけなんて、なんて勿体無い!


メインのシェリルやランカーちゃんの曲も当然なんだけど、それ以外の音楽的小技までひっくるめて*3、音楽全体が躍動感に満ちていて、そして引き込まれやすいこの楽曲の数々!


と、ここまで言えば、もう何が言いたいかお分かりだと思います。


カーボーイビバップ」や「アクエリオン」でおなじみの菅野よう子こそ、いま日本の音楽界になくてはならない人だし、この「マクロスF」がここまで盛り上がった大事な要因の一つなのではないでしょうか?!


だってOP曲、トライアングラー「君は誰とキスをする?わたし、それともあの娘?」なんて、考えてみればありがちな歌詞じゃない?それが一辺でその世界に引き込まれていく、というのは、誰がなんと言おうと菅野よう子マジックのなせる業なのではないでしょうか。
「娘々サービスメドレー」なんて、まさにその集大成じゃない?


菅野よう子、う〜ん、今回の映画から外れるなんて事ないよね(どんなエンディングでも許容するからそれだけは、やめてくれ〜)*4

*1:キタノファンの方、別に悪いとは言っていないつもりなんですが。。。。

*2:あんまり思わないか。。。。

*3:もちろん「宇宙兄弟船」まで含めますよ

*4:なんていうと、ファンからお尻ペンペンされるのかしら?