umiusi45の日記

このブログはひなんじょです。 ひなんしているときは、ここにいます。

ウイルスおらんか(タミフル大騒動の、マスゴミ的責任論の6)


最近、よくこのcmを見かける

この不景気で民放のcmが減る一方である、というのもあって
下手すると4〜5回連続で見たりする。


あんまりよく見るので
ひょっとして選挙対策か?!と思うほど。



と、言いつつ、
この「新型」インフルエンザは、一応の収束を向かえているようですね。
asahi.com(朝日新聞社):官房長官「新型インフル、終息の方向」


ところが、
今日の国会答弁の中でも
なにかパニックになっていらっしゃる国会議員の先生もいらっしゃいました。
タミフル"争奪戦" 一般医療機関「備蓄放出を」 大阪や兵庫「市場で足りる」:産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)

 新型インフルエンザの感染が広がる大阪府兵庫県では、一般医療機関から、両府県の備蓄する抗インフルエンザ薬タミフルを市場に放出するよう要望が強まっている。政府が「蔓延(まんえん)期」と認めれば、一般医療機関が患者を診療するが、通常の季節性インフルエンザ流行期を過ぎているため、タミフルの手持ちがない医療機関が多いからだ。しかし、両府県とも「現時点は市場流通分だけで足りる」と備蓄投入には慎重。両者で?タミフル争奪?をめぐり綱引きが続いている。

 政府の行動計画では、現在の「国内発生早期」段階では、軽症者も含めて患者全員の入院を定めている。しかし、患者の多い大阪府では、府内の発熱外来や入院先施設の受け入れはほぼ限界。このため、厚生労働省も「蔓延期」以降しか認めていない一般医療機関での診療やタミフル処方も認める方針にしている。


 これを見越して、府内の医療機関から「蔓延期になってから、タミフルが入手困難になっては困る。事前に一定量は必要」とする声が強まっている。実際に、府医師会のアンケートでは、162人の医師のうち、59人(36%)がタミフル保有数を「1人分以下」、56人(35%)が「5人分以下」と回答。同医師会は18日、府などに対し、備蓄分放出など「早期の安定供給」を申し入れた。

 ところが、大阪府兵庫県の見解は違う。府は現在、72万人分のタミフルを備蓄。あくまで患者が急増しタミフルが不足した場合、備蓄分を卸業者を通じて投入する予定にしている。府は海外で感染が急拡大した4月28日以降、タミフルを扱う主要卸業者の在庫数の確認をしているが、5月19日時点では計5万7000人分あり、「放出の必要はない」としている。


 ではなぜ、医療機関側に?危機感?が募るのか。府の担当者は「極端に言えば、医療機関にはタミフルを患者1人に使うたびに、1人分のタミフルを?小出し?するよう卸業者に指導している」という。その理由を「一部の医療機関による必要以上の抱えこみを最も警戒している。偏在すれば患者が迷惑する」と慎重な姿勢を崩さない。

結局、
あれだけタミフルを叩いたのは、なんだったのでしょうか?
マスコミがあること無いこと書いて、「タミフルなんて服用させるな!」って書きまくっていたもんだから、結果、一般にはこんなトンデモ意見が横行する結果となったわけで。


タミフル@インフルエンザ

昨今では『新型インフルエンザウィルス』が取り沙汰されています。

人に「免疫力」がつくように、インフルエンザウィルスにも「免疫力」がついてしまい、従来の薬で対応できないという状態に移行しつつあります。

また、インフルエンザウイルスは他のウイルスより「変異しやすい」という特徴があるので、予防接種などでのワクチンが間に合わないこともあるのが現状です。

そこで、インフルエンザに効く薬として『タミフル』という薬を使用することが多くなっていました。


ところが、この『タミフル』、報道で扱われているように10代や10代以下の子供が服用した場合に“異常行動”を引き起こすことが報告され、非常に痛ましいのですが命を落としてしまった人もいます。

現在、『タミフル』と“異常行動”の関係性は、世界的に解明されていないとされていますが、日本ではいち早く厚生労働省が各医療機関に『10代の患者には原則として使用を差し控えること』と通達を出しました。

余程酷い症状のインフルエンザでない限り『タミフル』を処方しないという病院や医師も増えてきています。


この『タミフル』の問題では、世界的な動きが遅いのは何故でしょう。

実は、インフルエンザに『タミフル』を処方して亡くなってしまった人が世界で一番多いのが日本だからです。そして『タミフル』の使用量が世界一多いのも日本です。
他国では死亡の報告などもあまりありません。


鳥インフルエンザとタミフルとラムズフェルド - 違うことこそ素晴らしい

僕が実際に見たニュース番組では、インフルエンザに効くのは「タミフル」だけだと説明していた。それが日本の医学界の一般的な認識なのだろう。だから「タミフル」の需要の80%が日本に集中しているのだろう。しかしこれは、おかしくはないだろうか。すぐれた薬だが、日本しか買わない。そんなことがあるのだろうか。しかも、日本政府は備蓄目標まで打ち出している。


「政府の新型インフルエンザ対策行動計画で2500万人分の備蓄目標が決まった抗ウイルス薬タミフルについて、厚生労働省は26日までに、政府と都道府県の備蓄分(計2100万人分)をほぼ調達できるのは、早ければ2年後とする初の見通しをまとめた。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000076-kyodo-soci


タミフル」の製造元であるロシェ社は、日本一国でいったいどれだけの売り上げを達成するのだろうか。しかし、この「タミフル」にはすでに死亡例も報告されている。

タミフル」の服用で、世界で71件、日本で12件の死亡例があると米食品医薬品局(FDA)が報告している。特に、服用後の異常行動による死亡が日本で2件報告されている。1人は車道に走り出て大型トラックにはねられ死亡、もう1人はマンションの9階から転落死した。この件に関して、日本の医学界の意見は真っ二つに分かれている。

浜理事長NPO法人「医薬ビジランスセンター」)は「副作用で異常行動が起きたと考えるのが自然。インフルエンザは安静にすることが大事で、薬に頼るべきではない」と言う。これに対し、厚労省インフルエンザ脳炎・脳症研究班に所属する横浜市立大学の横田俊平教授(小児科)は「発熱や他の薬の影響なども考える必要があり、副作用と判断するには科学的根拠が薄い」と話している。」
http://www.asahi.com/health/news/OSK200511120023.html


しかし、こうした「タミフル」の危険性に関する議論はほとんどなされていない。それよりも、「ヒト→ヒト」感染するかどうか定かでない鳥インフルエンザに対する恐怖を煽る報道ばかりが目立つように思う。WHO(世界保健機構)などは、世界で1億5千万人が死亡すると予測しているようだ。何を根拠にそんな数字がでてくるのだろうか。
http://tenshoku.inte.co.jp/msn/news/0368.html


<これは何かに似てはいないか?>

メディアは、”鳥インフルエンザはコワイぞぉ、コワイぞぉ”と盛んに煽っているように思う。「ヒト→ヒト」感染するのかどうか、いまのところ明確な根拠はない。「変異する可能性がある」というだけだ。それがさも、この冬には変異して人間に襲いかかってくるかのような印象を与えているように思う。

さらに、1918年に世界で大流行して5千万人が死亡した「スペイン風邪」を持ち出して、さらに恐怖を演出している。しかも、スペイン風邪のウイルスをわざわざ、現代に蘇らせて、これはそのまま生物兵器になるほど強いです、などと言っている。世界に対して、あの手この手で、インフルエンザへの恐怖を煽っているとしか思えない。
http://www.natureasia.com/japan/digest/0511-1.php


鳥インフルエンザの恐怖を煽りに煽っておいて、”インフルエンザには「タミフル」しか効きませんよ”などと言えば、確かに誰もが飛びつくだろう。それにまんまと乗っているのが日本ではないのか。ロシェ社としては、笑いが止まらないに違いない。しかし、こんな気になる情報もある。


鳥インフルエンザ大流行の予測は世界の人々をパニックに陥れているが、ギリアド・サイエンシズ社の株を所有するラムズフェルド国防長官やその他政界関係者にとっては朗報だ。カリフォルニア州に本拠を構えるバイオテック企業ギリアド社は、インフルエンザ治療薬として現在世界中から注目されている『タミフル』の特許を所有している。」
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/11/post_38a5.html

ギリアド社は、「タミフル」の売り上げの10%のロイヤリティを得る。つまり「タミフル」が売れれば売れるほど、ギリアド社の株価も上昇する。そしてラムズフェルド国防長官所有の株の評価額も上がるというわけだ。推定で500〜2500万ドルになるらしい。

ありもしない「大量破壊兵器の脅威」を叫び続け、イラクを爆撃したラムズフェルド国防長官。「鳥インフルエンザの脅威」は、これにダブってはいないだろうか。われわれは、いつも「可能性」に対して恐怖してきたにすぎない。「大量破壊兵器」の「存在の可能性」だ。今回は、「鳥インフルエンザ」の「変異の可能性」だ。あえて言うなら、「鳥インフルエンザの脅威」とは虚構だ。


<ほんとうの特効薬とは>

鳥インフルエンザの架空の脅威」によって、われわれは、すべてのインフルエンザに対して、必要以上の恐怖を抱いてはいないだろうか。そして「インフルエンザ→恐い→タミフル→安心」という条件付けが行われてはいないだろうか。

NPO法人「医薬ビジランスセンター」の浜理事長は、「インフルエンザは安静にすることが大事で、薬に頼るべきではない」と発言している。僕も、それが一番正しい対処法だと思うのだが。


分かってもらえるとは思いますが、赤文字がトンデモ意見です。
例のトンデモ医師代表の浜さんの意見を採り上げている所から大間違いなんだけど
(まあ、このひとのトンデモ意見は続くので、見ると面白いんだけど)



事態はそんな「精神論」をふっとばして、
新型インフルエンザ:「妊婦はタミフルを」 産科医会が一転、服用推奨 - 毎日jp(毎日新聞)

日本産婦人科医会は19日、会員の開業医らに対し、妊婦や授乳中の女性が新型インフルエンザに感染した場合、治療薬のタミフルリレンザの使用を勧める通知を出した。季節性インフルエンザでは安全性が確立されていないとして慎重な使用を呼び掛けていたが、一歩踏み込んだ。

 米疾病対策センターCDC)は新型に感染した妊婦が重症化する恐れがあると指摘。死亡例も報告されているとして、服用を推奨した。このため、医会も有益性が確認できる場合は治療薬の使用をためらうべきではないと判断した。


さらに、問題の10代でも、
厚労省、足止めの生徒にタミフル処方 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 タミフルは、服用した子どもに異常行動が相次いだため、原則として10歳代への処方を差し控えるよう、同省が通知している。

 しかし、政府の新型インフルエンザ行動計画は、感染者と濃厚接触した人には重症化を避けるために薬を予防投与するとしており、現在は対象者に服薬を勧めているという。
(2009年5月12日 読売新聞)


ということで、この「100年に一度の未曾有の事態」に対面することで、大手を振ってタミフルを処方することが出来るようになりました、とさ。*1


とはいえ、
そんなタミフル
天下を取っている日は少ないかもしれない
インフル新薬、平成22年にも発売 塩野義製薬、承認申請へ - MSN産経ニュース


日本が作った新薬なら
タミフルみたいに叩かれないのかしら?


asahi.com(朝日新聞社):ウイルスおらんか、念には念 休校の教室で再開準備


朝日新聞も、
こんなふざけたタイトルの記事なんて書いている場合ではありません。
いままで散々「タミフル薬害」を煽ってきたのですから、その後始末を、この際きっちりつけてもらいたい物です。

*1:新型インフルエンザなど、こない!」と言っていた方、ごくろうさまでした